レッスン 3 室内栽培の世話の仕方
大麻の成長段階の見分け方と、段階別の世話の仕方についてまとめています。この記事に従うだけで、初心者の方でもご自分の大麻を育てて開花させることができます。
1. 大麻栽培の全体像を把握しよう
品種や育て方によって大きな幅がありますが、一般に大麻栽培は発芽から収穫まで約 4〜8 ヶ月の期間で終了します。
そして、大麻栽培のプロセスは発芽 → 苗 → 成長期 → 開花期 → 収穫の流れで進んで行きます。
世話の仕方の基本
光
ライトは常に大麻のてっぺんから 30cm 上に来るようにします。
複数の株を同時に育てる場合は、全ての株に均等に光が当たるようにライトの位置を調整します。
換気
1 日に 1〜2 回は栽培部屋の空気を新鮮なものに入れ替えましょう。
大麻が十分に二酸化炭素を吸収できるようにするためです。
温度と湿度
段階によって成長に適した温度と湿度があるので、加湿器やエアコンを使って、
温湿度計の数値を確認しながら最適に近づけます。
水やり
水やりのタイミングは、表面の土を触ってみて乾いていると感じた時です。
水が完全に足りなくなる寸前に水やりができると、成長が加速します。
肥料に関しては、種子から開花へと成長するにつれて少しずつ増やして行きます。
2. 発芽種子の世話をしよう(5〜10 日)
室温 20〜25 度、湿度 65〜70%、18 時間照射
発芽した種子を根が伸びて安定した株にするために、高湿度で強力な光を照射し続けます。
まだ土中の水分を吸収する準備が整っていないので、発芽種子は小さな葉の表面から水分を吸収します。
グロウボックス内の湿度を高く保ちつつ、発芽種子の周りの土が乾いたタイミングで霧吹き等を使いやさしく水を散布します。
この段階では大麻はまだ栄養を吸収する器官が備わっていないので、肥料は全く与えません。
発芽から 5 日ほどで丸い形をした双葉が出来上がります。
その後、2〜4 日経過すると丸い双葉の上に新しく形の違うギザギザの葉っぱが生えてきます。
この時点で、大麻は苗に成長したと見なすことができます。
3. 苗の世話をしよう(2〜3 週間)
室温 20〜25 度、湿度 65〜70%、18 時間照射
写真のようなギザギザの葉っぱが出来上がれば、大麻は苗になっています。
土が乾いていると感じたタイミングで、土全体を濡らすように水やりをします。
肥料は与えるとしても微量です。
購入した肥料のスケジュールにしたがって肥料やりを行います。
2〜3 週間が経過すると、ギザギザの葉っぱが 1 段につき 5〜7 枚生えそろいます。
すなわち、「THE 大麻の葉っぱ」の形ができてきます。
これくらいまで成長すると、大麻は成長期に入ったと言えます。
4. 成長期の世話をしよう(3〜16 週間)
室温 22〜28 度、湿度 40〜70%、18 時間照射
成長期に入った大麻は、文字通り栄養をどんどん吸収して茎や葉を大きくする準備が整っています。
表面の土が乾いたタイミングで水やりを行いますが、成長するにつれて水やりの頻度が上がっていくことに気をつけてください。
肥料は基本はスケジュールにしたがって、窒素多めで与えます。
室内栽培の場合、成長期をどれだけ長くとるかは、栽培している人間が決めることです。
成長期を長くとれば長くとるほど株は大きく育ち、最終的に収穫できるバッズの量も増えます。
自分なりに満足のいくタイミングでライトの照射時間を 1 日 18 時間から 1 日 12 時間に切り替えると、大麻は季節が秋になったと勘違いして開花を始めます。
開花期以降は消灯時に「完全な闇」を作るように心がけてください。消灯しているはずの時間に急に光が差し込むと、大麻が混乱してホルモン異常を起こし、開花がストップしてしまうこともありますので要注意です。
5. 開花期の世話をしよう(8〜11 週間)
室温 20〜26 度、湿度 40〜50%、12 時間照射
開花した大麻はバッズを作ることに全エネルギーを傾けだします。
水やりのタイミングは土の表面が乾いたらです。 初めての栽培であれば、肥料スケジュールにしたがって肥料やりを行うのが安心です。
慣れてきたら、開花期は様子を見ながら与えるリンの量を増やすなどして、収穫量を高める工夫に挑戦して見ましょう。